2018年10月11日 - 希咲クリニックスタッフ

風疹について。妊婦はどうしたらいい?予防接種や症状などを詳しく解説!

こんにちは。希咲クリニックです。

一部の報道では、風疹がまた流行しだしているようですね・・・。

今日は風疹について詳しく解説していきます(^^)

1.風疹って何?

風疹とは、風疹というウィルスが原因とした感染症のことです。

2.風疹の症状はどんなもの?

・熱が出る
・リンパ節が腫れる
・発疹という赤い点々が現れる
これらが主な症状です。

また風疹は別名「三日ばしか」と呼ばれています。

なぜなら、風疹の症状は、はしか(麻疹)に似ていますが、 はしかよりも短い期間に治ります。

問題は、妊婦さんが妊娠初期に風疹にかかってしまうと、 「先天性風疹症候群」と言って、赤ちゃんに重い合併症を起こすことがあります。
※5.合併症のところで詳しく説明しています。

3.どうやって感染するの?

風疹は、飛沫感染で広まります。

空気の中の風疹ウィルスを吸い込むと、
鼻や喉などのリンパ節で増殖して、

そのあと血液に乗って全身に流れていくことで、発熱や発疹など、 全身の症状を起こします。

また、風疹ウィルスは、インフルエンザ ウィルスよりも 感染力が強いとも言われています。

4.潜伏期間は?いつごろ症状が出る?

風疹ウィルスが体の中に侵入しても、すぐに症状は出ないのです。

風疹が増殖、全身に流れて、そして症状が出るまでは、
(潜伏期間)約2〜3週間かかります。

最初は、疲れやだるさ、微熱、そしてリンパ節が腫れるなどの症状が出ます。

特に耳の後ろや、頭の後ろ(後頭部)が腫れるのが、特徴と言われています。

そして、微熱や、倦怠感、リンパ節の腫れが出て数日後に、 発疹(赤い点々)が出ると言われています。

発疹は、顔から全身に広がります。 そして、リンパ節の腫れが引いてくるのに、 約数週間かかると言われています。

でも、別名「三日ばしか」と呼ばれているように、
発疹は3日間か、数日後には、治っていきます。

しかし、この発疹が出る前の数日前から、
そして出てからの1週間後の間が、
一番感染力が強いと言われています。

5.合併症について

有名な合併症は以下の3つです。

・先天性風疹症候群
特に妊娠初期、赤ちゃんが大事な臓器を作っている期間(妊娠7週〜14週前後)に、
風疹にかかってしまうと、赤ちゃんの心臓や耳、目などに、重い合併症を起こすことがあります。

・脳炎
稀ではありますが、脳にまで、炎症を起こしてしまうことがあります。
軽いときは、頭痛、嘔吐などの症状で済みますが、
重症化すると、痙攣(けいれん)や意識障害を起こすことがあります。

・血小板減少
これも稀ではありますが、血液の中の、
血小板(ノリのような役割で血液を固める成分)が減ってしまい、
出血が止まりにくくなることがあります。

6.治療方法は?

実は風疹ウィルスを退治する特効薬はないのです・・。

自分の体が、風疹ウィルスに対する抗体を作って、
風疹ウィルスをやっつけるのを待つしかないのです。

基本的には、症状を和らげたり、合併症の管理をすることで、 治療をしていきます。

妊娠初期に風疹にかかった場合は、つわりで苦しい時期と重なり、 体調が崩れやすかったり、脱水になりやすかったりします。

発熱や倦怠感がある時は、休息と水分補給をしっかりしましょう。
体が抗体を作りやすい状態にしてあげることが大切です。

また、風疹以外の感染症にかからないように、
マスクして、手洗い、うがいをいつもよりもマメにすることをおすすめします。

7.予防する方法は?

・マスク、手洗い、うがい
風疹ウィルスは、飛沫感染が基本な感染ルートなので、マスクをつける、
手洗いやうがいをして、ウィルスを取り除くことが大切です。

・風疹ワクチンを接種する
*子供の場合
1歳の時と、小学校に入学前1年間、計2回打つことで、 風疹を予防することができます。

*大人の場合
女性だけではなく、男性も妊娠する可能性がある自分の配偶者に感染させないように、
予防接種を受けましょう。
女性の場合、ワクチンを打つ前に、妊娠していないことを確認しましょう。

また、風疹ワクチンを打ってから2ヶ月間は、避妊しましょう。

自分が風疹に対して抗体を持つ(免疫力がある)場合、
風疹ワクチンの注射は必要がありません。

自分が風疹に対する抗体を持っているかどうかは、血液検査で確認できます。

8.検査はどのようなもの?

採血して、風疹ウィルスに対する抗体を調べる方法や、唾液や尿、髄液などから、
風疹ウィルスの遺伝子を調べるなどの方法があります。

9.学校はどれくらい休んだらいいの?

学校保健安全法という法律があって「発疹が消失するまで出席停止」 と決められています。

いかがでしたか?今回は風疹について詳しく解説しました。

これから妊娠を考えられている方は、ご自身に風疹の抗体があるかどうか きちんと確認することをおすすめします。

希咲クリニックでは、
風疹の予防接種・・¥5,400
(完全予約制です。必ずお問い合わせください)
風疹抗体の有無の検査・・¥3,240
を行っております。

参考文献:
1。産婦人科診療ガイドライン
産科編2017日本産婦人科学会、日本産婦人科医会

2。厚生労働省ホームページ:風しんについて
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/

3。国立感染症研究所ホームページ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ha/rubella.html