2023年7月5日・12日
吹田市立男女共同参画センター デュオ様にて
親向けの性教育講演を開催させて頂きました。
去年もこちらで親向け性教育講演を開催させてもらいましたが、
今回大きく違うのは2回講演の形、ということです。
第1回は、『子供の素直なギモンへの答え方』というサブタイトルを付け
子どもが未就学~小学校2年生くらいであることを想定したお話。
そして翌週第2回目は、『思春期との向き合い方』のサブタイトルで
子どもが小学校3年生~小学校6年生くらいであることを想定したお話をしました。
なぜ想定する子どもの年齢をこのように分けたかというと、
思春期を迎える前と、思春期間近あるいは思春期に差し掛かっている段階では
子どもの発達段階や心理面なども変わってくるため
ここを区切りに2回のお話をさせて頂きました。
まず1回目、『子供の素直なギモンへの答え方』では、
小さいお子さんに対して、性に関する話題をどのように話せばいいのか?
子どもからの質問に対して、どう答えればいいのか?
をメインにお伝えしました。
子どもとの会話を具体的にイメージしやすいように、
私が実際に自分の子どもとやりとりしてきた会話を例としてたくさん紹介させていただきました。
子どもが小さければ小さいほど、気合いはいらない。
ちょっとズッコケたり、
大人が思いもしない反応が返ってきたり、
はたまた反応が無かったり。
そんなオモロイことがよく起こりまます。
そんな”楽しさ”を知って欲しい、という思いでお伝えしました。
翌週、第2回目。
『思春期との向き合い方』では、思春期に差し掛かるとどのような体の変化があるのか。
それにともなって、どんな気持ちになるのか。
第二次性徴をメインにお伝えしました。
私自身、この第二次性徴を迎えた時の自分の心境や
その時つらかったこと、焦りや憧れなど、色んな感情が湧き出たことをとても覚えています。
第二次性徴を迎えるにあたり、親としてどうあるべきか。
大事なのは、子どもも”1人の大人になっていく”ということ。
1人の人間として意見を尊重し、選択肢を与えること。
とりわけ第二次性徴に関しては、「そうなったら説明する」という場面が多いように思います。
何故、前もって説明しないんでしょうか?
前もって教えておいて、いざその時に子どもが自分で対処できるようにしておく。
困ったり、恥ずかしい思いをしなくていいように。
それではいけないんでしょうか?
”その時”のタイミングを見計らって右往左往するのではなく
前もった段階できちんと説明しておき、子どもが自分で対処できるようにする。
それが、本当の意味で子どものことを考えていると言えると思います。
2回とも、性教育で使いやすい本をたくさん紹介させて頂きました。
絵本や書籍のアイテムは、何かしらあるととっても便利です。
小さい子に日常的に読み聞かせで使ったり、説明する時にも使えます。
また、思春期に差し掛かってきたら、必ずし親が直接伝えなくてもいい。
子ども自身が読んで分かればそれでいいんです。
そういった書籍が家にある、というだけで
親が見ていなくたって、子ども自身で読めればいいし、
性をタブー視していないメッセージにもなる。
吹田市立男女共同参画センター内にある図書コーナーでは
これらの本の貸し出しも行っているので、オススメです。
※画像にある本が全てあるわけではありません
今回、2回とも受講してくださった方も多数おられました。
(片方のみでももちろんOK!)
受講後の感想では「分かりやすかった」とのお声が一番多かったように思います。
「いい話聞いた」だけで終わらせたくない。
話を聞いてくれた方が、少しでも「ちょっとやってみよっかな♪」を思える講演を心掛けています。
ありがとうございました。