2019年9月28日 - スタッフ

人工妊娠中絶の期間は妊娠22週未満まで|中絶期間とリスクについて

望まない妊娠により中絶を考えている方もいるかもしれません。

人工妊娠中絶ができるのは、妊娠22週までと法律で決まっています。

また、妊娠12週未満の初期と12週以降は中絶手術の方法も異なります。

中絶を考えている方の中には、「22週を過ぎてしまった場合でも中絶はできるのか?」と疑問に感じている方もいるでしょう。

この記事では、人工妊娠中絶の期間とリスクについて詳しくお伝えします。

中絶手術は妊娠21週6日まで可能

中絶が可能な期間については、母体保護法で妊娠22週未満(妊娠21週6日まで)と定められています。

基本的には、妊娠12週未満は初期中絶の対象となりますが、胎児の体重が500グラム以上の場合は中期中絶になることもあります。

いつから中絶手術を受けられるのかについては、病院によって異なりますので、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。

一般的には、妊娠5週を過ぎたあたりから受け入れ可能とする病院が多いようです。

妊娠初期(12週未満)の手術方法

妊娠初期の場合は、子宮内の内容物を除去する掻爬法(そうは)または吸引法と呼ばれる方法で実施されます。

静脈麻酔を実施して子宮の内容物を除去する手術になりますが、痛みや出血も少ないので、問題がなければその日のうちに帰宅が可能です。

妊娠中期(12〜22週未満)の手術方法

妊娠中期になると、子宮収縮剤で人工的に陣痛を起こして流産をさせる方法で中絶を行います。

出産と同じように陣痛を起こし、分娩するかたちで手術が行われるため、強い痛みを伴います。

妊娠12週以降の人工妊娠中絶は、役所に死亡届を提出するなるなど手続きが必要です。

個人差はありますが身体に負担がかかるため、通常は入院が必要になります。

希咲クリニックでは12週以降の中絶手術は行なっておりません。

後期中絶手術が行われるケースはある?

では、妊娠22週以降を過ぎてしまった場合はどうなるのでしょうか。

妊娠22週を過ぎると後期中絶の期間に当てはまりますが、この時期の中絶は法律上禁止されています。

そのため、よほどのことがない限り中絶手術は行われません。

妊娠22週にもなると、胎児の成長がかなり進んでおり、手術による母体への負担は非常に大きくなります。

医師の判断により、手術が実施されることも

とはいえ、特別なケースとして妊娠22週を過ぎてから胎児を取り出す手術が行われることもあります。

例えば、母親の胎内で胎児が死亡してしまった場合、医師の判断によって後期中絶に該当する手術が行われます。

ただし、その場合、基本的には帝王切開で胎児を取り出すかたちとなり、母親だけでなく母子双方の命を救うことを前提として処置が実施されます。

中絶を選択するなら早めの決断を

法律上は、妊娠21週6日までは中絶手術を受けることが可能です。

とはいえ、中期中絶手術を受けられる病院の数は非常に限られており、妊娠週数に関係なく母体や胎児の状態によっては手術が不可能になるケースもみられます。

妊娠22週未満という期限は、あくまで法律上の期限と考えたほうがよいでしょう。

初期中絶ではほとんど痛みを感じないまま手術が終わりますが、中期中絶になると、手術内容がより複雑になる分、母体へのリスクも高まります。

将来のことを考えても、できるだけ早めに決断することが大切です。

人工妊娠中絶が実施できるのは「指定医師」のみ

人工妊娠中絶手術は全ての産婦人科で受けられるわけではありません。

人工妊娠中絶が実施できるのは、母体保護法により指定された「指定医師」のみとなっています。

希咲クリニックでは、妊娠12週未満の初期中絶手術を実施しています。

中絶をお考えの方は1人で悩まず、まずは気軽にご相談ください。

 

参考:母体保護法|日本産科婦人科学会(PDF)