2019年1月22日

Dr.ネルソンと学ぼう「膣からの出血について」

こんにちは!院長の山分ネルソンです!

 

女性医学に関して、下記の動画を是非ご参照下さい。

膣からの出血は『生理』とは限りません!!!

 

殆どの女性は
膣から出てくる血が『生理』または『生理不順による出血』と思い込みます

 

~実際にあった症例です~

20代の女性が
『約1年前から、生理周期が乱れて、ダラダラ続く』という主訴で来院されました。

ご自身でインターネットにて調べてみたところ

『ストレスがたまると、ホルモンのバランスが崩れて、生理周期が乱れる原因になる』

と多くのインターネット記事でそのような内容が見られ
多忙な職場に置かれた自分は、まさにそれに当てはまると自己判断しました。

Dr. Nelson’s & Nanae’s Innovation Cafe
というイベントに参加された友人のアドバイスを聞いて来院されました。

診断は『子宮頸がん』でした。

癌の浸潤によって出た血を『生理不順』『量の少ない生理』と思い込まれたようです。

 

今のようなネット社会では
良くも悪くも色々な情報が手に入りやすいのが事実です。

しかし、手に入った情報を吟味し、その信憑性を見極めるのはとても大事なことです。

 

患者様と以下のような会話をよくします。

ネルソン:『それが病気の原因だと思ったのはなぜですか?』
患者様:『ネットでそうと書いてあるから』

ネルソン:『ネットで書いたその人は、どういう人ですか?』
患者様:『・・・・・・・・』

ネルソン:『その人は、どのような根拠に基づいてその情報を書いたのですか?』
患者様:『・・・・・・・・』

つまり、多くの人は“ネットに書いてある=真実”と思い込んでしまうのです

 

民間的な『医学らしい記事』は、以下の5つの表現を頻繁に使います。

*1。『ホルモンのバランスが崩れている』

*2。『ストレスが溜まっている』

*3。『自律神経のバランスが悪い』

*4。『更年期』

*5。『冷え性で免疫力が低下している』

これらの表現だと、どんな症状であっても当てはまってしまいます。

つまり、これらの5つの表現を自己判断で信じ込んでしまうと、癌など本来の病気がマスキングされてしまうのです。

上記の20代の患者様はネット上の情報を安易に信じてしまったため、癌の進行を1年間も許してしまったのです。

 

何か症状が現れた場合、上記の*1〜*5で安易に説明せずに婦人科を受診するようにしてください!!

この記事を書いた人

山分 ネルソン 義興
山分 ネルソン 義興医療法人志希会 希咲クリニック院長
大阪の中心からほど近い十三にある「希咲クリニック」の院長として、女性の医学と予防に努めています。マレーシア出身で使用言語は、英語・中国語・マレー語・日本の4ヶ国語。

産婦人科専門医として、「正しい医学知識を伝えたい」との思いからメディアやイベントを開催するなど医師以外の分野でも活躍中です!
産婦人科専門医・日本薬剤師免許・日本抗加齢医学会専門医