豊中市立第十五中学校 様で各学年それぞれに性教育講演をしました。

2023年7月10日

 

豊田市立第十五中学校 様にて性教育講演をさせて頂きました。

今回は、1~3年生それぞれの学年に向けて

1年生 「誕生学」

2年生 「交際について」

3年生 「性感染症」

と、それぞれ別のテーマでお話をしました。

 

1年生の「誕生学」では、妊娠出産がメインのお話です。

男女の体の違い、受精から妊娠の成り立ち、妊娠の経過、出産のことまで。

私自身、2回の出産を経験している身でもあるので

写真や体験談、実際の動画なども含めてお話しました。

そして、

無事に妊娠~出産を乗り越え、命が繋がっていくことが”当たり前ではない”ということ。

医療の発達があるからこそ救われる命が増えていることや

医療ではどうすることもできないことも、一定数起きるということ。

そんなお話も交えて「いのち」に関わるお話をしました。

 

 

 

2年生の「交際」については

『人を好きになるってどんなこと?』というタイトルを付けてお話しました。

 

思春期に差し掛かり、特定の誰かに惹かれる気持ちを持つかもしれない。

それは異性かもしれないし、同性かもしれない。

でも、恋愛しなきゃいけないわけじゃないし、「分からない」だってある。

焦らなくていい。

そんなお話を含め、恋愛関係のみならず、人と関わる時に大切なことをお話しました。

体の権利、同意、バウンダリー、プライベートゾーン、そしてデートDVのことまで。

それらについての動画もたくさん入れながら、

自分を大切すること、そしてそこから相手を大切にするということに繋がるということを伝えました。

 

 

3年生の「性感染症」では

2年生でお話した、人との関わりや交際ということをこちらでも導入にお話ししながら

性感染症の特徴や病気それぞれのことについて、予防法やどう行動するべきか、というお話をしました。

 

性感染症は、偏見が強かったり、「自分は大丈夫」と思いがちな分野です。

大人であっても、正しく理解していない人はたくさんいます。

強く怖がらせすぎるのも私は違うと思っていますし、正しく怖がって、必要な対応の知識を持って欲しい。

そんな思いでお話しました。

今すぐは必要にならない知識でも、今後、大人になってからも必要になってくる知識。

知っているか知らないか、あるいは見て見ぬフリをするか、でその後を大きく左右します。

知識はあなたの味方になる。

そんなメッセージを最後に入れました。

 

各学年に共通して投げかけたことがあります。

それは、

『「性」って何?』  ということです。

 

「性」の字が付く言葉を考えてみると、

男性、女性、性別、異性、個性、性格、性質…などなど

生徒さん達に聞いてみると、「アルカリ性」「酸性」「陽性」なども出てきました。

さすが学生さんです!

(理科から遠ざかりすぎてる私は思い浮かびませんでした笑)

 

「性」は別にいやらしい意味でも何でもない。

「生まれながらの心のありかた」「生まれつき」という言葉の意味を持っています。

 

だから、性教育ってとっても幅広くて、自分にかかわること、命にかかわること。

そんな、「性教育」のイメージになってくれてたら嬉しいです。

 

ありがとうございました!