堺市立晴美台中学校 様で親、先生向けに性教育講演をしました。

11月8日

堺市立晴美台中学校 様にて性教育講演を行いました。

 

お話しした対象は、保護者の皆様と先生方です。

思春期真っただ中の子ども達の一番身近に居る存在である

親御さんや学校の先生方にとって、知っていて欲しい思春期の性のこと

性教育についてお話ししました。

 

私の著書「みまがえなくても大丈夫!性教育は、こわくない」

でも書いた通り、性教育を幼少期から始めることは大きなメリットとやりやすさが

あると思っています。

 

しかし、それを過ぎたら手遅れ、とは全く思っていません。

思春期にある子どもさんに対しては、それ相応の対処や注意点があります。

 

子どもが思春期を迎えていると、

なかなか普段の会話すら十分にできないことも珍しくはありません。

そんな中、特に話にくい性の話題に触れるのをより難しいと感じて当然だと思います。

 

必ずしも”大人が直接伝えること”を目指す必要はない

ということをお伝えしました。

 

「何をどう直接伝えるか」ではなく、

「大人側の姿勢や態度が子どもにどう見えているか」

それが大事だと思っています。

 

子どもと距離ができたと思っていても

ただ単に遠ざかっているだけでなく、

子どもって結構大人のことを客観視しながら見ています。

 

それでもやっぱり子どもの立場は

社会的には大人とは見なされないですし

できることにも制限がかかります。

 

そのため、

身近な大人が味方になってくれるということが

どれほど助かるか。

何かあった時、SOSを出せる環境が子どもにとってあることが

何よりも大切だと思っています。

 

依頼してくださった学校の先生方も同じように

子どもが相談できる場所、居場所作りというものを特に意識しておられたので

その思いにもとても共感しました。

 

性をタブーとするのではなく、

また常にオープンにさせるということでもなく、

”相談していいんだよ”というメッセージが

常に子ども達の元に届いてくれることを願っています。

 

ありがとうございました。